長谷寺

古くから「花の御寺」と称され、牡丹の名所。有数の観音霊場として知られる。

長谷寺 本坊
Hasedera Temple Honbo
重要文化財
 大正5年(1916)~大正13年(1924)の再建
 復古様式を備えた近代和風建築の遺構群
 重文指定:平成26(2014)年12月10日
長谷寺本坊
(2012/10/21撮影)

 歴史

時代 内容
寛文7年(1667) 本坊子院小池坊として諸堂舎を建立
明治44年(1911) 表門以外を焼失
大正5年(1916) 大講堂の再建に着手
大正13年(1924) 焼失前の姿を忠実に再現する形で全ての堂舎を再建

 構成

重文 大講堂 1棟
重文 護摩堂 1棟
重文 唐門・回廊 1棟
重文 庫裡・大玄関 1棟
重文 奥書院 1棟
重文 小書院 1棟
重文 中雀門 1棟
重文 土蔵 1棟
長谷寺本坊 平面図
平面図 (引用:奈良県指定文化財 平成22・23年度版 奈良県教育委員会)

 詳細

大講堂
長谷寺本坊 大講堂

(引用:『奈良県指定文化財』奈良県教育委員会)


  • 木造 入母屋造
  • 本瓦葺
  • 西面渡廊下附属、南面板塀附属
  • 大正8年(1919)再建
  • 設計:天沼俊一
護摩堂
長谷寺本坊 護摩堂

(引用:『奈良県指定文化財』奈良県教育委員会)


  • 木造 宝形造
  • 本瓦葺
  • 大正12年(1923)再建
  • 設計:岸熊吉
唐門・回廊
長谷寺本坊 唐門・回廊

(引用:『奈良県指定文化財』奈良県教育委員会)


  • 木造 切妻造
  • 檜皮葺
  • 西面軒唐破風付、西面及び北面袖塀附属
  • 大正13年(1924)再建
  • 設計:岸熊吉
庫裏・大玄関
長谷寺本坊 大玄関

(引用:『奈良県指定文化財』奈良県教育委員会)


  • 木造 入母屋造 本瓦葺
  • 大講堂北面東半分:向唐破風造 檜皮葺
  • 東面北渡廊下及び中央渡廊下附属、南面渡廊下附属
  • 大正12年(1923)再建
  • 設計:岸熊吉
長谷寺本坊 庫裏

(引用:『奈良県指定文化財』奈良県教育委員会)


  • 木造 入母屋造 本瓦葺
  • 大講堂北面西半分:切妻造
  • 中央渡廊下附属、南面渡廊下附属
  • 大正12年(1923)再建
  • 設計:岸熊吉
奥書院
長谷寺本坊 奥書院

(引用:『奈良県指定文化財』奈良県教育委員会)


  • 木造 入母屋造
  • 桟瓦葺
  • 大正9年(1920)再建
  • 設計:阪谷良之進
小書院
長谷寺本坊 小書院

(引用:『奈良県指定文化財』奈良県教育委員会)


  • 木造 入母屋造
  • 桟瓦葺
  • 大正12年(1923)再建
  • 設計:岸熊吉
中雀門
長谷寺本坊 中雀門

(2012/10/21 撮影)


  • 一間薬医門 切妻造
  • 本瓦葺
  • 左右袖塀附属
  • 明和3年(1766)建立
土蔵
長谷寺本坊 土蔵

(引用:国指定文化財等データベース)


  • 土蔵造 二階建
  • 東西棟で置き屋根式 切妻造
  • 桟瓦葺
  • 19世紀中期 建立
  • 外壁は漆喰塗
  • 内部は一階を根太天井、二階は和小屋の梁組を現している。

 関連リンク

長谷寺 公式サイト

 案内

住所

  • 桜井市初瀬731―1

交通

  • 長谷寺駅 ~ 徒歩15分

拝観 詳細

  • 時間 8:30~17:00(10~3月 9:00~16:30)
  • 料金 500円 宗宝蔵は別途100円