大神神社

古来本殿は設けずに拝殿の奥にある三ツ鳥居を通し三輪山を拝するという原初の神祀りの様を伝える国内最古の神社。

国指定史跡

 社格

  • 官幣大社
  • 名神大社
  • 式内社
  • 二十二社(上七社)
  • 大和国一之宮

[解説]社格


大和七福八宝めぐり

 主祭神

  • 大物主大神 (おおものぬしのおおかみ、倭大物主櫛甕玉命)

国造りの神様として、農業、工業、商業すべての産業開発、方除、治病、造酒、製薬、禁厭(まじない)、交通、航海、縁結びなど世の中の幸福を増し進めることを計られた人間生活の守護神として尊崇される。

 配神

  • 大己貴神(おおなむちのかみ)
  • 少彦名神(すくなひこなのかみ)

 所在地

  • 三輪山の麓の鬱蒼とした森の中にある。
大神神社 位置図
大神神社 位置図

大神神社 境内図
大神神社 境内図

 由緒

時期 内容
国造りの時代
  • 大国主神と少名毘古那神(神産巣日御祖神の御子)が国造りを進める途中で、少名毘古那神が常世国(とこよのくに:海の彼方にある永遠の命が続くとされた国)に渡って行く。
  • 残された大国主神は「どうやって一人で国を作っていくことができるのか、どの神となら一緒に国造りができるのか」と嘆くと、海を照らしながら近づいてくる神があり、「大和の国の周囲を青々とした垣のようにめぐっている山の東の山の上に祀れば国造りに協力する」という。
  • 海の彼方から来た神は大物主神であり、大国主神の幸魂奇魂(さきみたまくしみたま:幸いをもたらす神秘的な魂のこと)とのこと。
    ⇒ 大物主神 = 大国主神の魂の別の表現
崇神天皇の時代
  • 大物主神の祟りが原因で疫病が流行。
  • 天皇の夢に大物主神が現れて、自分の子孫の意富多多泥古(大田田根子:おおたたねこ)を探し出して神主として祭りを行えば平安な世に戻ると宣言。
  • 河内の美努村に暮らしていた意富多多泥古を神主として御諸山に意富美和(おおみわ)の大神を祀らせると、平穏な世の中に戻った。
天平神護元年(765) 神封160戸を寄せられる。
貞観元年(859) 正一位(最高位)の神階を賜る。
江戸時代 終始、朝廷の殊遇を受け、朱印地60石ほか、百数十石の社領を有した。

 摂社・末社

摂社
名称 適用 詳細
高宮社
狭井神社 詳細ページ
活日神社
磐座神社 詳細ページ
大直禰子神社(若宮社) 詳細ページ
檜原神社 個別ページ
神御前神社
神坐日向神社
網越神社
玉列神社
率川神社 奈良市内
率川阿波神社 奈良市内
末社
名称 適用 詳細
久延彦神社 詳細ページ
大行事社
成瀬稲荷神社
天皇社
神宝社
祓戸神社
市杵島姫神社 詳細ページ
貴船神社 詳細ページ

 境内

大神神社 境内図
大神神社 境内図
大神神社 境内詳細マップ(引用:公式サイト)
大神神社 境内詳細図(引用:公式サイト)
  • 三輪山自体を神体として仰ぎ見る古神道(原始神道)の形態を残している。
  • 山中には上から奥津磐座、中津磐座、辺津磐座があり、本殿を有しない。
名称 建立時期 詳細
拝殿 寛文4年(1664) 詳細ページ
三ツ鳥居 明治16年(1883) 詳細ページ
到着殿
勅使殿
清明殿
祈祷殿 平成9年 click
儀式殿 平成9年 click
参集殿 平成9年 click
宝物収蔵庫
二の鳥居
一の鳥居
大鳥居 昭和61年 click


三輪山
Mt. Miwa
大物主大神が鎮しずまる神の山
大神神社 三輪山

  • 標高:467m、周囲:16km、面積:350ha
  • 山中・山麓に磐座、磐境と称する祭祀巨石遺跡が存在し、5世紀頃の子持勾玉などの祭祀遺物が出土している。
  • 一帯で出土する須恵器は、大田田根子の出身地とされる陶邑(すえむら:大阪府南部窯跡群)で生産されたと推定される。


祈祷殿・儀式殿・参集殿
Kito-den・Gishiki-den・Sansyu-den
平成9年建立の社殿
大神神社 祈祷殿・儀式殿・参集殿

  • 檜を用いた木造の社殿。
  • 日々の祈祷や結婚式を奉仕。


大鳥居
Ootorii
日本一の大鳥居
大神神社 大鳥居

  • 昭和61年(1986)、昭和天皇御親拝記念および御在位60年を奉祝して建立。
  • 日本一の大鳥居(高さ:32.2m、柱間:23m)
  • 材質は耐候性鋼板で、耐用年数1,300年と言われている。
巳の神杉
Mi-no-Kamisugi
大物主大神の化身の白蛇が棲む神木
大神神社 巳の神杉

  • 大物主大神の化身の白蛇が棲むことから名付けられた神木。
  • 蛇の好物の卵が供えられる。
しるしの杉
Shirushi-no-Sugi
神の坐す杉
大神神社 しるしの杉

  • 三輪の大神のあらわれた杉、神の坐する杉とされていた。
  • 「しるし」とは示現のこと。
衣掛杉
Koromogake-no-Sugi
謡曲「三輪」でうたわれた伝説の杉
大神神社 衣掛杉

  • 僧・玄賓(げんぴん)が三輪の神様の化身の里女に与えた衣が懸かっていたと謡曲「三輪」で謡われた伝説の杉。
  • 株だけが保存されている。
大美和の杜
Oomiwa-no-Mori
大和三山や二上山を眺望する絶景の場所
大神神社 大美和の杜からの夕景

  • 三輪山、大和三山、大鳥居と二上山などを眺望する絶景の場所。
  • 小高い丘。展望台から眺める夕景は格別。
注連柱
Shimebashira
拝殿前のシンボル
大神神社 注連柱

  • 巨大柱連縄のかかった独特の柱。
 

 重要文化財

建造物
名称 適用 詳細
拝殿(附:棟札1枚) 詳細ページ
大直禰子神社社殿 詳細ページ
三ツ鳥居(附:瑞垣) 詳細ページ
工芸品
名称 適用 詳細
朱漆金銅装楯2枚 click
書跡・典籍
名称 適用 詳細
周書 巻第十九 奈良国立博物館委託 詳細ページ

 社宝

朱塗金銅装楯
Vermilion-lacquered Shild decolated with Kondo(gold plating over copper)
重要文化財
大神神社 朱漆金銅装楯

  • 1双2枚木造衝楯 長さ158cm 幅39cm
  • 鎌倉時代
  • 表上部に金銅伏金、裏上部鉄製打立金
  • 表朱塗、裏黒塗
  • 表上部に日像を画くもの1枚と、月像を画くもの1枚
  • 裏面には「大神八所大明神 嘉元参年乙巳卯月一日」と朱漆の銘があることから嘉元3年(1305)から鎌倉時代後期のものと推測
  • 戦陣用ではなく、祭儀用に製作されたものと考えられている
  • 中世以降の楯は現存数が少ないので、楯の制式を示す最も大切な資料
 

 年間行事

伝統行事
時期 名称 適用 詳細
1/1 繞道(にょうどう)祭・四方拝 拝殿
1/7 昭和天皇祭遙拝 祈祷殿前斎庭
1/8 献燈祭 拝殿
1/15 大とんど 祈祷殿前斎庭
2/3 節分祭 福寿豆撒き式 拝殿
2/4 立春祭 拝殿
2/5 卜定祭(ぼくじょうさい) 拝殿・拝殿前斎庭
2/6 おんだ祭 豊年講大祭 拝殿
2/11 紀元祭 拝殿
2/15 檜原神社 例祭 檜原神社
2/17 祈年祭 拝殿
3/1 成瀬稲荷神社 例祭 成瀬稲荷神社
3/20 春季皇霊遙拝
植樹祭
祈禱殿前斎庭
拝殿
3月第4土・日 春の講社崇敬会大祭 拝殿・祈祷殿前
3月最終日曜 玉列神社 椿まつり 玉列神社
4/3 神武天皇祭遙拝 祈祷殿前
4/8 大直禰子神社(若宮) 例祭 大直禰子神社
4/9 春の大神祭 拝殿
4/18 鎮花祭(薬まつり) 本社、狭井神社
4/29 昭和祭
献茶祭
拝殿
祈祷殿
5/5 久延彦神社就学安全祈願祭 久延彦神社
5/12 播種祭(はしゅさい) 大美和の杜神饌田
6/16 ささゆり奉献神事 拝殿
6/17 三枝祭(さいくさのまつり) 率川神社
6/25 御田植祭 大美和の杜神饌田
6/30 夏越の大祓 みわの茅の輪神事 祈祷殿前斎庭
7/31 鋼越神社 例祭
おんぱら祭奉納花火大会
鋼越神社
芝運動公園周辺
8/7 七夕祭 拝殿
9/1 久延彦神社 例祭 久延彦神社
9/15 観月祭 祈祷殿前斎庭
9/19 郷中敬老祭 拝殿
9/22 秋季皇霊祭遙拝 祈祷殿前斎庭
9月第4土・日 秋の講社崇敬会大祭 拝殿・祈祷殿前
10/12 玉列神社 例祭 玉列神社
10/17 神嘗祭遙拝 祈祷殿前斎庭
10/20 抜穂祭 大美和の杜神饌田
10/25 秋の大神祭 拝殿
11/3 献詠祭 拝殿
11/14 醸造安全祈願祭(酒まつり) 拝殿
11/15 七五三詣成育安全祈願祭 祈祷殿
11/23 新嘗祭 拝殿
12/3 献菓祭 拝殿
12/4 久延彦神社入試合格安全祈願祭 久延彦神社
12/23 天長祭 拝殿
12/31 年越しの大祓 祈祷殿前斎庭

 関連リンク

大神神社 公式サイト

 案内

住所

  • 桜井市三輪1422

交通

  • 三輪駅 ~ 徒歩5分

参拝

  • 時間 自由
  • 料金 無料