東大寺

「大仏さん」の寺として、古代から現代に至るまで広い信仰を集め、日本の文化に多大な影響を与えてきた。

東大寺 金堂(大仏殿)
Todaiji Temple Kondo Hall
国宝
 寄棟造(桁行5間・梁間5間)
 本瓦葺、一重裳階付・正面軒唐破風付
 宝永6年(1709)再建
 創建時の大きさで造ろうとしたが資金不足で約3分の2に縮小

東大寺 大仏殿

 歴史

時代 内容
創立時(天平) 桁行7間・梁間3間の母屋の四周に庇をめぐらして裳階を付け、屋根は寄棟造で裳階屋根の中央7間を一段切り上げ、全高約50mであった。
鎌倉再建時 平面では創建時の規模を踏襲していたが、大仏様による。
江戸再建時 費用が不足し母屋桁行は縮小、ただし高さは当初のまま。大仏様を採用し、正面の裳階屋根に唐破風を付ける。

 建築

  • 創建時と比べて桁行を減じているため、正面の形を損じ、細部は江戸時代の拙い形となっているが、壮大さは当時を偲ばせる。
東大寺金堂(大仏殿) 正面図・平面図 東大寺金堂(大仏殿) 側面図・断面図

引用:図解 社寺建築[社寺図例/編] 理工学社

 堂内

本尊
国宝 盧舎那仏坐像 詳細ページへ
脇侍
【左】木造如意輪観音坐像
【右】木造虚空蔵菩薩坐像
諸尊
木造多聞天立像
木造広目天立像

 関連リンク

東大寺 公式サイト

 案内

住所

  • 奈良市雑司町406-1

交通 詳細

  • 近鉄奈良駅 ~ 徒歩20分

拝観 詳細

  • 時間 8:30~16:00(季節により異なる)
  • 料金 大仏殿・法華堂・戒壇堂 各500円