東大寺

「大仏さん」の寺として、古代から現代に至るまで広い信仰を集め、日本の文化に多大な影響を与えてきた。

東大寺金堂 盧舎那仏坐像
Bronze sitting statue of Rushana Buddha
国宝
 銅造・鍍金、像高:14.73m
 奈良~江戸時代
 作者:国中公麻呂、高市大国(真国)、高市真麻呂
 『奈良の大仏』と称される
東大寺大仏殿 盧舎那仏坐像

 歴史

時代 内容
天平15年(743) 聖武天皇が大仏造立を発願。紫香楽の甲賀寺で造立を計画する。
天平17年(745) 添上郡山金里に移して造立が始まる[現在地]。
天平勝宝4年(752) 開眼供養される。
天平宝字元年(757) 鍍金の完了する。
宝亀2年(771) 光背が完成する。
治承4年(1180) 平重衡の兵火で大破する。
文治元年(1185) 後白河法皇・九条兼実らの貴賤の援助と宋人・陳和卿らの協力により大仏開眼供養会を行う。
永禄10年(1567) 三好三人衆と松永久秀の兵火で大破する。
元禄5年(1692) 公慶上人によって修復され、大仏開眼供養会を行う。

 特徴

  • 天平時代のものは、左大腿部褶襞(しゅうへき)の一部と台座の蓮弁部のみ。
  • 蓮弁表面に刻印された流暢な毛彫りは絵画としても芸術性が高いと評価されている。
  • 胴体は室町時代末、頭部は江戸時代の元禄4年(1691)のものとされている。

 関連リンク

東大寺 公式サイト

 案内

住所

  • 奈良市雑司町406-1

交通 詳細

  • 近鉄奈良駅 ~ 徒歩20分

拝観 詳細

  • 時間 8:30~16:00(季節により異なる)
  • 料金 大仏殿・法華堂・戒壇堂 各500円