橿原神宮

最初の「元伊勢(一時的に天照大御神が祀られた場所)」

橿原神宮 文華殿(旧織田形屋)
Bunkaden Hall(Old Oda-Yakata)
重要文化財
非公開(春・秋特別公開除く)
 入母屋造
 桟瓦葺
 天保7~15年(1836~1844)、再建
 織田家旧柳本藩邸の表向御殿を移築、復元
 1万石藩邸の遺構として珍しい存在
橿原神宮 文華殿
(2016/06/18撮影)

 由緒

時期 内容
元和元年(1615) 織田信長の弟・長益の五男・尚長が柳本藩の初代藩主となり、現在の天理市柳本町に陣屋を構える。
文政13年(1830) 十一代藩主・織田信陽の時代に陣屋焼失。
天保7~15年(1836~1844) 再建。
明治時代 廃藩置県後、邸内の建物を逐次撤去するが、玄関および大書院が残される。
明治10年(1877) 柳本村民に払い下げられ、柳本小学校校舎として利用。
昭和40年(1965) 柳本町から、その保存のために献納の申し出。
昭和42年(1967) 橿原神宮に移設奉納された。

 建築


大書院
Ooshoin
重要文化財
橿原神宮文華殿 大書院
(引用:公式サイト)

  • 間取りは、七畳半(床、棚、附書院付)、十畳、十五畳、九畳、十二畳、九畳(床付)
  • 入側、縁で構成
  • 藩主が家臣と対面した座敷
  • 下段の間より中段、上段と奥に入るにつれて床が高くなり、部屋の格式が高くなっている
  • 欄間には、極彩色鮮やかな美しい彫刻が施されている
  • 江戸時代の大名屋形の姿を伝える貴重な建物


玄関
Porch Hall
重要文化財
橿原神宮文華殿 玄関
(2016/06/18撮影)

  • 間取りは、二十畳(床付)、十二畳、八畳、六畳
  • 入側、玄関式台、内玄関等で構成


いわれ庭
Iware Garden
神武東遷に則った秘庭
橿原神宮文華殿 いわれ庭
(2016/06/18撮影)

  • 庭園史研究家・作庭家の森蘊(もりおさむ)が神武東遷をイメージして作庭したといわれる庭園
  • 平成28年(2016)、弟子である牧岡一生が完全復元

 景観

橿原神宮文華殿 庭園風景
庭園風景(正面・南向き)
(2016/06/18撮影)
橿原神宮文華殿 庭園風景(西向き)
庭園風景(西向き)
(2016/06/18撮影)
橿原神宮文華殿 閉ざされた門
閉ざされた門
(2016/06/18撮影)
橿原神宮文華殿 特別公開の茶菓子
特別公開の茶菓子
(2016/06/18撮影)

 関連リンク

 案内

住所

  • 橿原市久米町934

交通

  • 橿原神宮前駅 ~ 徒歩5分

参拝 詳細

  • 時間 基本は日の出から日没まで
  • 料金 無料