所在地
発掘調査
昭和8年(1933)
- 石室や周濠の様子が明らかになる
- 玄室から凝灰岩の破片が出土
昭和50年(1975)
- 古墳築造にあたって破壊された7つの小さな古墳の存在が明らかになる
平成18年(2006)
- 古墳東南の丘陵上から、大きな柱を立てた痕跡や古墳造営のための施設と考えられる建物の跡が発見されている。
墳丘
- 墳丘上部は早くから失われ、江戸時代の名所図会にも天井石の部分が見えている。
- 残存する墳丘下部は、一辺約55m、高さ2mの方墳 / 上段は円形か方形かは不明
- 周囲は、底辺幅:約8.1mの周濠と底辺幅:約10mの外堤がある。
- 外堤には墳丘と同じように花崗岩の石が敷かれていた。
年代・埋葬者など
- 被葬者は不明 ⇒ 蘇我馬子の桃原墓(ももはらのはか)という説が有力
- 石室の形態などから、7世紀前半に造営されたものと推測される。
埋設設備
- 横穴式石室、両袖式、花崗岩
[玄室]
- 長さ:約7.7m、幅:約3.4m、高さ:約4.8m。
- 側壁が3段、奥壁が2段の石積み。
- 天井は2つの巨石で覆われている / 南側の石は約77tあると推定される。
- 壁際に溝があり、羨道中央部の溝に直結して排水したらしい
- 凝灰岩の破片が発見されている ⇒ 凝灰岩製の家形石棺の存在が推測される。
⇒ 石棺の複製が古墳南側に置かれている。
[羨道]
- 長さ:約11.5m、幅:約2.4m、高さ:約2.6m。
主な行事
[伝統行事]
桜の時期 | 夜桜ライトアップ | 例年:3月下旬~4月上旬 |
11月 | 古墳祭 | 村内古墳墓慰霊法要 |
関連リンク
参考文献
- 奈良まほろばソムリエ検定 公式テキストブック 網干善教 監修 奈良商工会議所 編 山と渓谷社
- 奈良県の歴史散歩 (下)奈良南部 [歴史散歩29] 山川出版社
<所在地>
- 高市郡明日香村島庄
<アクセス>
- 近鉄・橿原神宮前or飛鳥駅前~明日香周遊バス「石舞台」下車徒歩3分
<入場>
- 時間
8:30~17:00 年中無休 - 料金
大人250円、高校200円
中学150円、小学100円